古都を愛でる 夫婦ふたり旅⑤京都観光の巻 一日目（2023年秋）
古都を愛でる 夫婦ふたり旅⑤ 
|
|
|
| 【名物のカレー】 最終日まで味わうこと叶わず、ホテル名物のカレーは旅の幻となってしまいました。 |
|
|
|
|
| 真言宗泉涌寺派の総本山「泉涌寺」に通じる泉涌寺道の坂道を登り、道の両側にあるいくつかの泉涌寺塔頭を参拝しながら泉涌寺を目指します |
泉涌寺道の総門から境内に入ります
|
総門脇の境内図を見ながら坂道を進みます
|
|
| 新善光寺は、京都東山にある真言宗泉涌寺派の寺院。泉涌寺の塔頭のひとつで、本尊は阿弥陀如来立像。寺内にある愛染堂にまつられている愛染明王は、泉山七福神巡り番外札所です。 |
青い火鉢に植えた季節の花がお出迎え
|
中門をくぐると、本堂や大方丈が見えてきます
|
ご本尊阿弥陀如来立像や多くの仏像が安置
|
数種類のデザインの鬼瓦が本堂を守っています
|
特別拝観の際には「唐人物図」の襖絵の公開も
|
池に近づくと、餌をもらえると思い鯉たちが集まってきます
|
「敬愛和合の仏様」としての信仰が篤い
|
|
| 泉涌寺を「御寺(みてら)」と称する理由は、皇室の菩提寺・香華院であるからに他なりません。鎌倉時代、父帝・後堀河上皇の観音寺陵につづき、仁治3年
(1242) 正月 25 日に四条天皇を泉涌寺月輪陵へ奉葬いたしまして以降、泉涌寺と皇室御葬礼との関係が始まりました。 -中略- 泉涌寺の淵源は、天長年間に弘法大師が草庵を結んだとも、藤原緒嗣の建 立した法輪寺とも伝わりますが、やがて仙遊寺と改称されます。建保6年 (1218) に宇都宮信房から寄進された寺地に、俊芿律師が伽藍を造営した時、清水が湧き出たのにちなみ泉涌寺に改めたものです。 |
貘など霊獣彫刻がある堂々とした門
「降り参道」をおりれば正面に建つのが仏殿
仏殿は徳川家綱によって再建された本堂です
御庭は、自然と人工の巧の業を織りまぜています
四脚門で軒丸瓦全て菊のご紋で飾られています
泉涌寺の名の由来となった清泉を覆う屋形です
鉄筋コンクリート造りの経蔵です
切妻式の平屋建で、仏殿の北より移築された
築地塀の前に佇むお地蔵様です
|
| 大門を入って左手奥の堂内には、六羅漢像の中央に安置される「楊貴妃観音」として信仰される聖観音（楊柳観音）像があります。湛海律師が1230年に南宋から請来したもので、楊貴妃の面影を写したと伝えられています。彩色が多く残り、生きているかのように端坐するその姿は、美しさに満ちた尊像です。 |
生けるが如くに端坐する御姿は、その名にふさわしい尊像です。
大門を入って左手奥に観音堂は佇んでいます
多くの女性から美人祈願の観音さまとして
親しまれています
|
| 御寺泉涌寺の本坊南高所に位置する雲龍院は、応安5年（1372年）に後光厳天皇の意向で竹巌聖皐が開いた真言宗泉涌寺派の別格本山です。皇子・後円融院は写経の道場を興そうと寺領を寄進し、龍華殿を建立しました。後小松、称光両天皇も崇敬し、崩御後は後山に御分骨所が営まれ、北朝天皇の御尊牌が霊明殿に奉安されています。 江戸時代初期、中興の祖である如周正専が雲龍院と龍華院を合併し、後水尾天皇の支援により現在の位置に再建されました。寛永19年には、写経会に必要な仏具の寄進を賜り再興を果たしました。徳川時代には本願天皇の御国忌ごとに御下賜金があり、諸堂の修理や鎮守堂・鐘楼の建立が行われ、多くの僧が集まり学び、優れた人材を輩出しました。 |
山門を潜ると、龍華殿が目の前に広がります
|
玄関と台所の間の坪庭と真黒石の置き物
|
書院の悟りの間にある「悟りの窓」、蓮華の間の「障子窓」
|
||||
|
徳川慶喜寄進の石灯籠が、配置されてます
「一人ででも祈れば、他の人も救われる」
という教えだそうです
|
| 平安時代、弘法大師が熊野権現より観音尊像を授かり、佐峨天皇の勅願により開運厄除の寺として創建された名刹です。後白河法皇は本尊の二面観音を深く信仰し、その霊験によって頭痛が平癒したことから、特に「新那智山・今熊野」の称号をこの寺に贈りました。それ以来、「頭の観音さん」として知られ、病気封じ・智恵授り・諸願成就の寺として広く信仰を集めています |
神聖な神域と、人々が暮らす俗世間の境界
を表す橋
弘法大師が熊野権現と巡り逢った、
最も神聖な場所
子ども達の心身健康・学業成就・諸芸上達
・交通安全などを祈願する
私たちをとりまく心や身体のぼけを取り
除いて下さる観音様です
毎年大晦日には百八の除夜の鐘が突かれます
|
| 弘法大師が806年に唐で感得した荒神尊を奉安したのが来迎院の始まりと伝えられ、その後、泉涌寺第四世の月翁智鏡律師が藤原信房の帰依を受けて再興しました。応仁の乱で焼失しましたが、織田信長や前田利家の支援により再建され、豊臣秀吉からも朱印地を賜りました。以来、安産の勅願所として信仰を集め、泉涌寺の別当寺として栄えました。 当院は忠臣蔵で知られる大石内蔵助と深い関係があります。1701年、赤穂を退いた大石は、泉涌寺長老で来迎院住職の卓巖韶興宗師を頼り、山科に住居を構え当院の檀家となりました。大石は独鈷水の湧き出る場所に茶室「含翠軒」を建て、仇討ちの策を練り、同士と密会したと伝わります。茶室の扁額「含翠」は大石の筆によるもので、彼の念持仏である勝軍地蔵大菩薩も安置されています。 |
木々に囲まれた石橋の先に来迎院の山門が
建てられています
弘法大師が、唐の国で感得した荒神尊を
この地に奉安しました
大石内蔵助は名水 (独鈷水)が湧き出ている
のを知って、茶室の含翠軒を建立
茶室の含翠軒と同時に茶庭「含翠庭」を
造りました
祈願の方法の立て札が建っていますが、
イマイチ分かりずらいです
入室するまえに、かがんで手を清める柱の
礎石を加工した石器です
弘法大師が独鈷をもって掘ったと伝わる
名水 (独鈷水)
|
| 鎮守社の下段に現存する善能寺は、大同元年(806)弘法大師の創建といわれ、元西八条猪熊二階堂町に在り、平城天皇の勅願寺であった。天文24年(1555)、後奈良天皇の叡慮により泉涌寺山内に移された。 本尊は観世音菩薩で、また枳尼(だきに)尊天を祀る最初の寺ともいわれ、国稲荷神の本地仏としての信仰がある。 戦後バンダイ号をはじめ航空殉難者のみ霊をお慰めする祥空殿を建律し、御回向を続けている。 |
泉涌寺の塔頭寺院として長い歴史を持つ
|
日本最古と伝えられる稲荷社が祀られています
|
|
| 後掘河天皇のご勅願所として鎌倉時代中期に創建された戒光寺は応仁の乱で伽藍を消失するも、全高10mの木像「丈六釈迦如来像」(通称 丈六さん)は奇跡的にその大火から免れた。 何度かの移築後、後水尾天皇のお身代わりになられたことから皇室の菩提所である泉涌寺の塔頭となる。 喉元から何か流れているように見えるものはお身代わりにたたれた時についた血の跡だと伝えられる。 以来「悪いことの身代わりになって下さる」「首から上の病気や喉の病気は特によく治して下さる」と言われお身代わりのお釈迦様として信仰が厚い。 |
御本尊 丈六釈迦如来像の案内板が
目を引きます
「融通を利かせてあらゆるお願いを聞いて
下さる」と信仰が厚い
こんなに多くの鬼に睨められると、
厄除け・魔除けの願いも叶えられます
レトロな電話機があり、通話できるか
試してみるべきでした
|
| 鎌倉時代末期にあたる嘉暦元年（1326）無人如導宗師によって泉涌寺山内に創建されるが、室町期応仁文明の大乱により当院も兵災焼亡の憂目に会う。 その後、江戸時代の初期寛文四～五年（1664～1665）幕府及び本多正貫・同夫人の支援を得、覚雲西堂の手により現在の地に再建される。 寛文の再興以来、駿州田中城主本多家の京都における菩提寺となり本多氏の当主の位牌は幕末まで当院に安置されることになる。 |
泉涌寺道の総門をくぐった先、右側に山門
が建っています
本尊は不空羂索観音で、死に臨んでは苦しみ
なく浄土に導かれるなどの利益を得るといわ
れています
泉涌寺七福神の寿老人を祀る寺として
信仰を受けています
三社とは、春日明神・八幡大菩薩・天照大御
神の三社です
寿老人堂のそばに鹿の像がありました。
寿老人のお使いだそうです
|
| 即成院は、山号を光明山とする真言宗泉涌寺派の寺院です。寺伝によると、正暦三年（992年）に忠心價都によって伏見（宇治川北岸）に光明院として創建されました。寛治年間（1087～1094年）、藤原頼通の子・橋俊綱が山荘を造営する際に光明院を持仏堂として移設し、のちに寺院として整え「伏見寺」または「即成就院」と呼ばれるようになりました。宇治川を挟んで父・藤原頼通の平等院と向かい合い、親子の建立が見られます。 文禄三年（1594年）に豊臣秀吉の伏見築城により深草大亀谷へ移転し、明治時代には泉涌寺山内に再興されました。本堂には阿弥陀如来像と二十五菩薩像（重要文化財）が安置され、また源平の戦いで戦功を挙げた名手・秀与一の墓と伝わる石造宝塔が残ります。寺伝では、与一は本尊阿弥陀如来の霊験により病を平癒し、その仏徳に感謝して当院で出家し生涯を終えたと伝えられています。 |
泉涌寺道、総門手前の即成院山門は、
鳳凰の屋根が特徴です
「印成院は光明院の起源で、藤原頼通の
平等院から発展。明治時代に泉涌寺山内
で再興された」などの経緯がある為、
同様の鳳凰像が据えられています
弘法大師を２匹の犬が高野山へと導いた
といわれる事から、犬を祭っています
参拝する前にまずはお清めで、手洗い所
（手水舎）で手や口を清めます
|
| 京都観光の初日に、泉涌寺（塔頭を含む）と東福寺を一日で回る観光コースの中間地点に位置し、Google マップで事前に見つけていたランチのお店です。 お店は狭いため、午後1時過ぎに行くことをおすすめします。お店の雰囲気もお店のスタッフも素晴らしいです。看板には「京都のおばんざい」と書かれていますが、味は濃厚で、むしろ「日本の家庭の味」に近いと思います。 老夫婦が共に気に入った「なすの煮びたし」は完璧でした。ZIZIのお気に入りは「鰯の煮つけ」で、VAVAのお気に入りは「鯖の塩焼き」と「鰯フライ」です。その他にも、「金平」「ひじき」「白和え」「酢の物」「肉じゃが」など、美味しい料理がたくさんありました。 京都観光の最終日に再度訪れ、素晴らしい思い出の一ページとなりました。 VAVAとZIZIからの報告でした・・・。 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
|
三条通に面している広隆寺の正門
|
三条通に面している広隆寺の正門
|
|
三条通に面している広隆寺の正門
|
三条通に面している広隆寺の正門
|
|
| 創建は鎌倉時代で、摂政関白・藤原道家が南都の東大寺と興福寺から「東」と「福」の二字を取り、九条家の菩提寺として造営しました。仏殿には高さ15メートルの大仏立像が安置され、1236年から19年をかけて京の「新大仏寺」として最大の伽藍を完成させました。開山は聖一国師で、当初は天台、真言、禅の三宗兼学でしたが、鎌倉末期の火災で大部分が焼失。1347年には前関白一条経通により仏殿が再建され、京都五山の一つにふさわしい寺院として復興しました。以降、足利、豊臣、徳川家によって保護され、中世の堂塔伽藍を継承。明治14年に方丈や仏殿が焼失し再建されましたが、今なお中世の禅宗建築が随所に残っています。境内の通天橋は紅葉名所として有名で、重森三玲による方丈庭園も知られています。 |
亀山天皇御所の遺構の日下門
|
現存最古最大、楼上内部に極彩画の三門
|
猫のいる大涅槃図で知られる本堂と
中世より遺る唯一の僧堂建築の禅堂 |
京都を代表する紅葉名所 通天橋
|
無事タブレットを回収できました(-_-;)
|
| 東福寺初の大規模展覧会で寺宝を一挙公開します。 と云う事で今回は本殿に参拝して、境内の散策のみとしました。後日、京都国立博物館での特別展に行く計画です。 |
|
本山東福寺の鬼門(北方)に位置し仏法と
北方を守護するところから、
「東福寺の毘沙門天」と呼ばれている。
参拝者のお賽銭が供えられた、岩の上の
ナマズの彫刻
お釈迦様の誕生を祝う花手水用の水鉢と
フクロウの置き物
|
本町通り沿いにある小さなお寺さんです
普段は門が閉じられたままの尼寺です
Ｇｏｏｄ Ｎｉｇｔｈ 
前に戻る 次ページ 
