エルミタージュ美術館 コレクション
（その２）
（その２）
（撮影日：２０１４年１月６日）
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『聖セバスティアヌスの殉教』
| 作者; ピエトロ・ペルジーノ 1490年代中頃 この作品の美しい裸体をさらし恍惚として天を見上げる青年殉教者のイメージは、ペルジーノの作品にトレードマークのように繰り返し登場する感傷的で女性的な青年のタイプです。 首に刺さった矢には「PETRUS PERUSINUS PINXIT」の署名がされています。 |
『聖セバスティアヌスの殉教』
| 作者; ティツィアーノ 1570年代 ティツィアーノ作の「聖セバスティアヌスの殉教」画です。聖セバスティアヌスの苦悩と魂の叫びは、焼け爛れたマグマのような夕日の情景と互いに木霊し合い、あらゆる存在が霊気を帯びて燃え立っているように見えます。 |
『聖母子･聖ドミニコ･聖トマス･アキナス』
| 作者; フラ・アンジェリコ 1420-1435年頃 この作品はイタリアのフィエーゾレのサン・ドミンゴ修道院の参事会室を飾っていた壁画で、19世紀後半の取り壊しの際剥離されました。二人の聖者は共にドミニコ会ゆかりの人物で白と黒の修道服をまとい、聖ドミニクスは（左）童貞を示す白百合と聖書を、胸に輝く星をつけた聖トマス・アキナス（右）は著書「神学大全」を持っています。 |
『洗礼者ヨハネの誕生』
| 作者; ティントレット（本名：Jacopo Comin） 1565年頃 作品の場面はヴェネチアの庶民的な住宅の室内に設定され、人物の扱いも、前景の静物的モチーフの描写も、風俗画的な色合いを強く出しています。エルミタージュ所蔵の唯一のティントレット作品ですが、助手の介在も否定できません。 |
『放蕩息子の帰還』
| 作者; レンブラント・ファン・レイン 1668-1669年頃 レンブラント晩年の「魂の画家」としての彼の芸術の集大成というべき作品です。 晩年のこの絵では、主人公の二人は画面左にずらされ、右半分はこの光景を見つめる従僕たちに当てられています。ここに彼の自画を見る人もいますが、はたしてレンブラントは放蕩息子か、それとも彼を許す父親でしょうか？ |
『受胎告知の場面から−聖母』
| 作者; シモーネ・マルティーニ 1340-1342年頃 家庭用の折りたたみ式二連礼拝画の右側のパネルです。聖母マリアのポーズは、イタリアのウフィッツ美術館の「受胎告知」とよく似ており、流れるような優雅な線のリズム、温雅な色使い、写本挿絵のような洗練された装飾感覚はマルティーニ独特のものです。 |
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エルミタージュ美術館（美の伝道エルミタージュー）
