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パッションフルーツを育て
緑のカーテンを作ります

我が家の緑のカーテンへの思い。 ○ 昨今の異常気象の為か、初夏を迎える頃には東向きに窓があるリビングは、朝日をまともに浴び異常気象（高温）になってしまいます。 例年ですと、六月を迎えると「すだれ」を垂らし直射日光を遮りますが、去年に引き続き「緑のカーテン」を施して、断熱効果、食料自給率の向上、地球温暖化防止に取り組むことにしました。 パッションフルーツを用いてカーテンを作ります。 ★ パッションフルーツ（和名：クダモノトケイソウ（果物時計草）は、アメリカ大陸の亜熱帯地域を原産とするトケイソウ科の果物です。 ★ 和名は、時計のように見える特徴のある花のトケイソウの仲間で、果物を実らせる種である事に由来します。 英語では、トケイソウを passion flower と呼ぶことから passion fruit の名があります。 なお、この passion に「情熱」の意味は有りません。 - Wikipediaより - 緑のカーテンと室内の影 （※ 写真をクリック Or タップすると拡大します） 時計のような花を咲かせるパッションフルーツ マウスオーバーで拡大します。さらにマウスホイールで任意で拡大/縮小します。 甘酸っぱい味と 香りが魅力のパッションフルーツ マウスオーバーで拡大します。

★　苗を購入して栽培を始めます　（5月17日）

パッションフルーツを用いてカーテンを作ります。

★ 長かった寒い冬もようやく終わりを告げ、ぽかぽか陽気が訪れた五月のある日、近くのホームセンターでパッションフルーツの苗を見つけました。 一本が298円と意外と安く初心者で失敗しても痛手は少ないと思い、早速購入して我が家の緑のカーテンとして育てます。

近くのホームセンターで購入した苗
２９８円（税込み）
最近は苗も高価になり1980円になってしまいました。
（2020年春）
（※ 写真をクリック Or タップすると拡大します）




少し時間がかかりますが
安価な種からも栽培可能です

★ 【種子】イエローパッション 約25粒 　　　　　　￥ 648（購入当時）

★　ポットから素焼きの鉢へ植え替え　（5月30日）

★ ポットの苗もグングン大きくなり、素焼きの9号鉢に植え替えました。苗の背丈は50cmを超えています。

素焼きの9号鉢と培養土と鉢底石を揃える
（※ 価格は購入時）

★★　一つの鉢で1株の苗を植える計画です。 　　　　家にあった素焼きの鉢を使用します。 ★★　培養土： 有機化成肥料入っている軽い用土を 　　　　　　　　　ホームセンターで購入 　　　　花と野菜のかる～い培養土　２５Ｌ 　　　　　４９８円（１袋）を購入 ★★　鉢底石： ホームセンターで購入（落ち葉などで代用可） 　　　　「 かる～い鉢底石 １２Ｌ」 　　　　　９２８円（１袋）を購入 ★★　鉢底ネット： 底の水切り用の穴からの害虫侵入防止 　　　　「 シンクの水切りネットで代用」

★　鉢底石や培養土を軽い物にしました。 ★　これにより、鉢全体が非常に軽くなり、鉢の移動が楽になりました。 ★　女性、お年寄り、腰痛持ちの人にお勧めです。

（※ 写真をクリック Or タップすると拡大します）


ネット通販でも揃えることが出来ます。

★　カーテンのネットを準備　（6月4日）

★ 今回、ネットを二種類用意しました。一つはカーテンとポールがセットされている物と、もう一つはネットだけの物です。

購入したネット
（※ 写真をクリック Or タップすると拡大します）

百円ショップのネット  通販で購入したセット  高さ180cm✖幅180cm   高さ300cm（伸縮可）✖幅180cm  ネットだけなので支柱を用意する必要があります。  ネットも支柱も揃っているのでお手軽です。 ネットを張る場所が自由なのでどんな場所にもネットを張ることが出来ます。そして安価なのでお勧めです。 支柱を設置場所が限られているので注意が必要です。 意外と高価（約3000円）です。

組み立て完成した支柱とネット

百円ショップのネット 地面には植木が植わっています  通販で購入したセット 地面はコンクリート

（※ 写真をクリック Or タップすると拡大します）

★ ネットを窓に据え付けます。 ネットの据え付け位置は、地面から50Cmの高さから上に窓一杯にセットします。 実際の据え付け時の模様はこちらで確認してください。

水やリ：　 梅雨に入ってからは１日一回（朝）、タップリと・・・ 　　　　　 　梅雨が明けたら朝晩一回タップリと・・・ 　　　　　 　秋になったら１日一回（朝）、タップリと・・・ 　肥料：　　２週間に一度、化成肥料30ｇを鉢の縁に・・・ 　 パッションフルーツは肥料より水やりが大切です

★　先端を摘心　（6月4日）

★ パッションフルーツで緑のカーテンを作るには、苗がある程度伸びたところで先端をカット（摘心）しなければなりません。何故ならば、苗を伸ばしたままだと苗の下の方から生える側枝が少な過ぎ、窓の上ばかりが葉で覆われたカーテンになってしまうからです。 ★ 苗が60cm位になった時、思い切って先端から８cmのところで摘心しました。

－　摘心　－
（※ 写真をクリック Or タップすると拡大します）

★　苗の成長　（６月２０日）

★ 根元から斜めに伸びる側枝が目立ち始めました。

★ そろそろ梅雨本番です。念の為、ナメクジ対策の殺虫剤を置いておきます。　　効果抜群です。

★ 「緑のカーテン・シカクマメ」で紹介した「フマキラー ナメクジカダン誘引殺虫剤 8個入」の単品はこちらから購入できます。

ナメクジカダン Amazon

ー　ナメクジカダンの効果ビデオ　－
なめくじの断末魔です。

なめくじの苦手の方は見ない方がいいと思います。
※動画は音声が出ますので、音量にご注意ください。

★　苗の成長　（6月30日）

★ 側枝からの蔓（ツル）もネットに絡まって、どんどん大きくなっています。

　　

★　２度目の摘心と成長　（7月11日）

梅雨も後半に入り暑い日が続くようになりました。

水やリ：　７月に入って１日二回、朝と夕方にタップリと・・ 肥料：　　２週間に一度、化成肥料30ｇを鉢の縁に・

★ 順調に伸びた蔓がカーテン上部に届きました。窓から上にはみ出した蔓はカットして、下の側枝が伸びるように促します。

摘心後⇒

摘心後 ⇒

青々とした葉っぱに成長しています。
左右にあるプランターは四角豆

★　初めての開花と人工授粉　（6月30日）

★ 大きく伸びた蔓（ツル）から可愛い花が確認できました。急いで人工授粉の準備をします。 ★ 注意：パッションフルーツは早朝から咲き始め午後にはつぼんでしまいます。そして次の日には咲きません。 　　　　　　　人工授粉は午前中に行うのが鉄則です。

雄しべと雌しべ
マウスオーバーで拡大します。

雄しべを雌しべにこすりつけます。

★ 詳しい受粉の方法は次ページを参考にして下さい。　こちらです。

★　苗の成長 　次々と開花　（7月22日）

★ 窓の上に届いた蔓（ツル）からも次々と花が咲き始めました。

★　苗の成長 　結実に成功　（7月30日）

★ 人工授粉した花も結実し、果実も順調にに育っています。

★　カーテンらしくなりました　（8月16日）

★ お盆も過ぎ、この頃には葉っぱが窓一面を覆い、カーテンらしくなって来ました。 パッションフルーツの葉は大きいので少し成長しただけで部屋を日差しから守ってくれます。

★　結実した実に袋を被せます　（9月4日）

★ 結実した果実も色が薄茶色に変色し、収穫時期になると熟した果実はほっておけば自然に落下します。ところが自然に落下してしまうと果実が割れてしまう恐れがあるます。 そこで果実全体に袋を被せ地上に落下させないように工夫してみました。

袋の被せ方はこちらを参考にしてください。　こちらです。

★　袋かけは大成功でした　（9月16日）

★ 袋の中で浮いていた果実が一斉に蔓から外れ、袋の底に収まっていました。

袋かけは大成功！！
みごとキャッチしていました。

★　果実の収穫　（9月18日）

★ 収穫した果実は（今回は4個）室内に入れて追熟するのを待ちます。

重さは・・
四つの実とも、６０ｇ前後です。

★　果実の食べごろを待ちます　（9月19日）

★ 収穫後しばらく（一週間くらい）放置しておくのが良さそうです。 台所に吊るして表面に少し皺が出るまで陰干しします。（追熟）

★　果実の試食　（9月27日）

★ 家の台所に干して10日目、果実の表面がボコボコになってきました。手に取ると幾分軽くなったような気がします。 ★ 一つ取って試食します。

★果実を割るとトロピカルな香りが部屋に充満します。この香りこそがパッションフルーツたる由縁でしょう。 ★半分に割った果実の真ん中をスプーンでかき混ぜ果肉を種ごと口に入れます。フルーツの甘さと程よい酸味のハーモニーが口の中一杯に広がります。

★　またしても次々と開花　（9月29日）

★ 夏の盛りを過ぎた頃、まままた花が咲きました。久しぶりに見たトケイソウの花です。

★　蕾の成長「秋」　（10月9日）

★ 夏の終わりに人工授粉させた蕾も順調に育っています。10月に入っても残暑は続きカーテンが大いに役立っています。

★　果実の成長「冬」　（12月12日）

★ 11月に咲いた花に人工授粉させた蕾も大きくなり立派な果実に育っていますが、さすがに成長速度は夏に比べるとはるかに遅いです。

★　最後の果実「冬」　（12月20日）

★ そろそろカーテンの勢いが無くなって来ました。葉っぱもどこなしか色あせてきました。果実の色も薄れてきています。

最後の収穫

★　カーテンの撤収　（12月）

★ まだまだ蕾も付いていますが、気温も下がりそろそろ限界に近づいてきました。 天気の良い暖かい日に棚を撤収します。

★ 夏が過ぎ秋が来ても立派な実が成るので、カーテンの取り外しは12月まで待った方がいいかと思います。

（神奈川県東部）





これで
パッションフルーツを使った
緑のカーテンの作成記録を終わります。




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