いつ(When)	2011年9月16日　17：30頃
どこで(Where)	ルーブル美術館に行く為に乗っていた地下鉄1号線の車内　 シャトレ駅（Chatelet）→ルーヴル・リヴォリ駅（Louvre Rivoli）間の数分間 真ん中の車両の,真ん中の扉
誰が(Who)	VAVA
何を(What)	お財布（3枚のクレジットカードと日本円と旅行カバンのキー2個）
なぜ(Why)	満員電車で身動きが取れず、まったく気付かず
どうやって(How)	足の悪いVAVAは杖を突いて歩いています。当日は夕刻の通勤時間帯で電車の中はごった返していて乗れたのは良かったのですが、電車に揺られ転びそうになったそうです。その時親切そうにポール(スタンションポール)を掴むような仕草をされた為、ついつい左手でポールを掴み右手で杖を突いて転ばないようにしていました。その際フリーにしたショルダーバックの中から財布を抜き取られました。 ショルダーバックはファスナー付きで斜めがけにし、財布はショルダーバックの内側のファスナー付のポケットの中に入れてありました。 　　 電車を降り、ファスナーが半開きになっていたのでおかしいと思ったそうですが、まさか掏られたとは思わず直ぐには中を確認しませんでした。（旅行中はあまり使うことが無い財布です→支払いはZIZIが担当） 9:00頃ホテルに戻りやはり気になっていたので、ベットの上にバックの中身を全部出して財布が無いのでビックリ＆ショック。
【当日の対応】	すぐに、現地のクレジットカード会社に電話しましたが通じず、日本の家族に連絡して日本のカード会社に連絡してもらい、カードの無効手続きをしました。無効手続きは即座に終わったそうです。 旅行のガイドブックに「被害届けと大使館に連絡すること」とありましたので、ホテルのフロントで事の始終を説明し、被害届けを出したい旨を話し警察を紹介してもらいました。フロントは非常に親切に対応してくれました。 警察は5～6階建ての大きな建物で、夜間出入り口で警察官に事情を説明しましたが理解してもらえずなかなか中に入れてもらえませんでした。やっと中に入ったはいいのですが、フランス語でまくし立てられマイッター・・・・英語が話せる人がいないみたい（事務系の警官はいなく皆夜勤の警官ばかり・・・ 奥から出てきた映画に出てきそうなお腹が出っ張った警官が英語で話しかけてきてホッ・・・ ところが英語のレベルはZIZIと同じくらい・・・お互い話しが合いません・・・そこで I need a Report of theft.（盗難届けが必要です）と言ったり How do I report a theft? （盗難届はどのようにすればいいのですか？）と言っても判って貰えませでした。 ZIZIにはこれ以上のボキャブラリーが無かったのでこれで万事急須・・・ 挙句の果てに「大使館へ行け」との事。１１時過ぎて「大使館」などどうやって行っていいのか・・・ やる気の無いなポリス達・・// しかたなくホテルに戻る道がこれまた危険・・・・訳の判らない連中がゴソゴソ・・・ やっとの思いでホテルに到着。 部屋で「日本大使館」の場所を調べ、凱旋門の北側と分かり、夜中にのこのこ出かけるのは危険すぎると判断。 善後策をVAVAと協議、明日は午前中の予定を変更する事にしました。 又、Jalカード付帯の保険では「現金盗難の保証なし」と判明、この時点で現金が戻ってくるのは諦めました。 今日のところはこれ以上やれる事は無し、お風呂に入って夜食を食べてお休みです。
【総括】	ZIZIVAVAの油断から、わかっていたことが現実に起り、ショックは隠せませんでした。 まさかと思うことが外国では頻繁に起こることを体験しました。いい教訓です。 　（スリ達はプロ中のプロです。狙われたら用意に回避できません） 今回の事を肝に銘じて次回からはリスク管理を充実させる事を確認しました。　 　・　それにしても体の不自由な者から財布を盗むなんて・・・ 「盗人の風上にも置けない」やからです。 「ねずみ小僧」や「石川五右衛門」の爪の垢でも煎じて飲ませたいです。 　日本が治安が良すぎるのか？パリが治安が悪すぎるのか？ 　訳の判らない若い連中が多すぎます（日本よりも多いみたい）。 　どちらにしても自己防衛は絶対必要ですネ 　　参照： 　在日フランス日本国大使館 　　被害者からの手紙 http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/anzen/higaisha/h_4.html#chap01 このホームページを読む限り、フランス人も地に落ちたような気がして残念です。 又、警察はこの程度の事では何もしてくれない事が分かりました。 　外務省海外安全ホームページ http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=170#5
【帰国後】	・　帰国後カード会社に連絡し、カードからの不審な引き落としは無かった事を確認。 ・　３枚のカードの再発行手続き。 ・　盗難にあった旅行カバンのキーを発注。 　　ロジエール社1050円（１個）ACE社725円（2個）の出費 　 ・　海外旅行保険の実情を調べた結果、「現金盗難」の保障を付けた保険会社は一社ある のみ (海外旅行保険 現金保障 盗難で検索）。 　　 　殆どの保険会社では対応していないようです。 　扱いのある保険会社でも　 【海外の場合は、発生地域の公的機関に遺失物届または被害届を提出し、 その届出が受理されたことを当該公的機関が証明する書類を提出していただく必要があ ります】とあります。 被害届が手に入りにくい個人旅行では、何回盗難にあっても事実上請求なんかできっこありません。 　しかしこうゆう例もあるみたいです↓ スリの被害に会い、東駅にポリスがある、と言われてすぐにそこに行きました。重い扉を開けて、そこに詰めていた警官に状況を説明し、被害届を書いてもらいました。観光客が多いせいか、すでに各国語の用紙は用意されていたのにも驚きました。
【今後の対応】	海外旅行に慣れてきた頃に遭遇した被害です。 今後は旅行前に今度の事を思い出し、気を引き締めて行動したいと思っています。 もちろん計画立案時にもリスクをあらいだし、スケジューリングしなければならないと思っています。
【後日談】	被害に遭った9月16日はVAVAの誕生日、それも還暦・・・ 旅行に行く前は還暦をパリえ迎えるのを楽しみにしていたのに～～ しかし一ヵ月後に子供と孫達が、還暦祝いの誕生日会を開いてくれて「スリ」も「還暦」もいい思い出になりました。 VAVAも今は、次は何処に行こうか思案中です。 来年もパリを狙っているみたい（ランスに行けなかった事が悔しくて）ですが、チェコやトルコやドイツも視野に入れてるみたいです。　 ちなみに、ZIZIのオーロラを見に行く提案は駄目だしされました。